記念スタンプとは

記念スタンプとは、観光地や名勝史跡などの遊覧記念に押すスタンプです。 スタンプラリーとは違い、1箇所での記録となります。

記念スタンプの歴史は定かではありませんが、明治以降に、「鉄道」と「郵便制度」が導入され、その拡大に伴い必要となったのが、各搬送拠点の流通を証明する「消印」でした。やがて、その印影を収集して楽しむ“スタンプ蒐集家”が誕生しました。

また、日本でゴム製のスタンプが作られるようになったのもこの頃で、1885年(明治18年)の新聞記事には、浅草で製造されているゴム印の記事があります。 その後、1906年(明治39年)に開催された、大阪時事新報による「汽車博覧会」や、同時期に開催された、報知新聞による「巡航博覧会」の絵はがきには記念スタンプが押されています。

また、この少し後の1925年(大正14年)に創業し、「万年スタンプ台」を開発したのが「舟橋商会」(現シヤチハタの前身)です。


その後、1931年(昭和6年)に北陸本線・福井駅に日本で最初と言われる駅スタンプ(記念スタンプ)が登場し、旅行者に人気を博しました。翌年には日本全国の主要駅で記念スタンプが設置されました。
また、逓信省が風景印(風景入通信日付印)を消印として使用始めたのもこの年になります。

1970年(昭和45年)に開催された「日本万国博覧会」や、それ以降もたびたび開かれた国際博や地方博の各パビリオンには、必ず記念スタンプが設置されるようになり、遊覧記念としての地位を確立いたしました。

また、日本万博博覧会以降から開始された旧国鉄の「DISCOVER-JAPAN」キャンペーンでは、全国1,300の駅に記念スタンプが一斉に設置され、多くの鉄道ファンの間で親しまれるようになりました。これらの記念スタンプを集める方々「押し鉄」仲間の間ではDJ印と称することもあるようです。


このように、遊覧記念として、全国各地に設置されている「記念スタンプ」。
旅の思い出の1つとして記念スタンプを残していただけるよう、当サイトでも情報提供してまいります。